よしおとよし子のHAPPY LIFE🍀

30代共働き夫婦のリアルな暮らしとお金の話

謎なぞおばあ

 

去年のお盆前、

夫のおばあさんから

 

「どうにもこうにも暑くてたまらん。

クーラーを取り付けてくれ」

 

と頼まれたので

近くの電気屋さんに連絡して、クーラーを取り付けてもらった。

 

 

 

家が山の中にあるため

夏場でもずっとクーラーなしで生活できていたそうだが

高齢による体力の衰えと近年の異常な暑さから

ついに限界が来たようだった。

 

 

 

おばあさんは

 

「これで倒れんで済むわ。

盆にみんな来てもらう前に取り付けてもらって助かった」

 

と喜んでいた。

 

 

 

その数日後、

用があったので、また家を訪ねてみたら

部屋の扉は開きっぱなし。

 

 

中を覗いてみると

 

扇風機の前に水を張ったバケツを置いて汗だくになっている。

 

「暑い、暑い」

 

というので

 

 

「クーラー取り付けた意味ないやろ!」と夫がキレていた。

 

 

 

 

去年のお盆は結局、

親戚が集まって食卓を囲んだけれど

 

 

「暑くないやろ?」

 

 

と言ってクーラーはつけてくれなかった。

謎だ。

 

 

 

 

 

 

二人の新居を建てるとき、かねてより

 

「家建てるんやったらおばあちゃん援助するからいうてや」

と言ってくれていた。

 

 

毎週のように何か頼みごとをされるけど

そのたびに

 

「もうすぐおばあちゃん、お迎え来るから、

もうお金持っててもしゃあないねん」

 

と言ってきちんとお小遣いも渡してくれる。

 

 

 

そしていざ、

頭金の支払いの時に援助をお願いすると

 

 

「将来のためにまだお金おいとかなあかんしなぁ。」

 

 

 

 

出し惜しみ( ゚Д゚)?

 

 

謎だ!

(夫は「まだ生きるつもりやで、あのばばあ」と言っていた)

 

 

 

 

 

先日、夫がおばあさんの顔を見に行ったら

 

「こないだは殺されかけたわ」

 

とつぶやいていた。

 

 

ややこしいので

夫は聞こえないふりをしたそうだが

後日、役所から夫に電話がかかってきた。

 

 

「朝方、庭に倒れていたみたいで近所の方が連絡をくれました。

お困りでしたらヘルパーの訪問回数を増やしましょうか」

 

 

という内容だった。

 

 

しょっちゅう睡眠薬を飲むので

薬の影響で、意識がないまま夜中にうろついている。

 

 

それを説明しても本人は納得せず

 

「襲われた」

とか

「後妻が勝手に忍び込んでる」(夫の父親の再婚相手)

という始末。

 

 

今回の一件でついに

「防犯カメラを取り付けて」

と言ってきた。

 

 

取り付けるのが面倒なので

二人ともばあさんが防犯カメラのことを忘れてくれることを願っているが、覚えていたらこれまた厄介だ。

 

 

仮に取り付けたとして、

実際に自分が夜中に出歩いている姿を見たらなんというのだろう?

 

 

 

謎だ。

謎すぎる。

 

 

 

ボケているのか、頑固なだけなのか。

まだまだ私たち夫婦とおばあさんの戦いは続く。

 

 

 

おわり