出産予定日まで残り一週間。
いよいよ、来るべき時が来た。
「産まれるまであと少し」
と思いながら、妊娠中の苦しい諸症状を耐え抜いてきたけれども、臨月に入ってからはその「あと少し」がものすごく長く感じられ・・。
ここ一週間でさえ、いつ生まれるのか、いつ出てくるのか、と考えてばかり。
一向に産まれる気配がないので、もどかしいったらありゃしない。
けれど38週で生まれるよりも39週で生まれた方が、発達予後がいいと書かれた記事を見つけたので、やっぱり39週まではお腹に入ってもらっていた方がいいのだろう。
ただ、食後のゲップや夜間の気持ち悪さは相変わらず続いているので、お腹に向かって「早く出てこーい」と呼びかけてしまう。
お腹の子もさぞ「どっちなんだ」と思っているに違いない。
とにかくやっとこさここまで来たのだから、「あと少し」その時が訪れるまで、もうしばらく辛抱しよう。
妊娠する前は子どもが欲しいかどうか分からなかったが、妊娠中の今でも
「子ども 産んでよかった」
などと、グーグル検索で世の女性の答えを探す日がたまにある。
それだけ、子どもが居る世界は自分にとって想像のできない世界。
少し前、読売新聞の投書欄で
「私の経験が、子どもを持つかどうか迷っている人の参考になればと思う。」
という記事を見つけた。
親になったことで
「しっかりと働くことができた」
「胸を張れる行動を心掛けた」
「子どものために人付き合いを増やし、その結果自分の世界が広がって、楽しみも増えた」
子どもを育てていくなかで多くを経験できたことが何より良かった、という父親目線の思いが綴られていた。
たしかに子どもを持ったら、一回りも二回りも成長できそうな気がする。
人生における楽しみも新しく発見できるかもしれない。
実際、子どもが生まれてみたら、小難しく考えている今を馬鹿馬鹿しく思うかもしれないけれど。
でも決断するまでに随分と時間がかかったので、今のこの気持ちを忘れずに、「子どもを産んでよかった」と思える自分なりの答えを探し出したいと思う。
次回更新はいつになるか。
少し先になっても書き続けます。
おわり