月曜の深夜に夫の携帯が鳴った。
「お母さんが救急車で運ばれたらしい」
寝といていいからと言い残して、病院へ出かけて行った。
前日にインフルエンザになったと聞いていたので、よっぽど症状がひどかったのか。
でも診断結果は急性胃腸炎で、そのまま一週間入院へ。
週初めから珍事に見舞われた。
四国旅行まで一週間を切った。
夫から旅行の準備をしろしろと言われるが、なかなかやる気が起きない。
小学生の頃の遠足は、それはそれはもう楽しみで仕方がなく、前日の準備なんてもう飛ぶように喜んでやっていたのに。
老いのせいなのか
ただ単に面倒臭がりなのか..
それはそうとドラマ「坂の上の雲」を駆け足で見尽くした。
明治期の日本についてほとんど何も知らない状態だったけれど、日露戦争で日本存亡の危機に陥り、命を顧みずに戦ってくれた兵隊さんたちの多さに驚いた。
死ぬと分かっていて突撃していく様は、ただ日本を守るために生まれてきたかのように思えて苦しくなった。
維新後の人々にはまだ根強く、武士道精神が宿っていたんだろうな。
ドラマの主だった人物たちは松山出身のため、当然伊予弁を話しているが、聞きなれない方言がおもしろく、すっかり虜になった。
伊予弁がもっと聞きたくなってYouTubeで動画を探して聞いてみたり、
正しい使い方が分からないままに
「うるさいぞな」
「今晩は麻婆豆腐でええんぞな、もし」
とか言ったりして楽しんでいる。
松山つながりで夏目漱石の『坊ちゃん』も読み始めた。
文中に伊予弁がたくさん出てくる。
とくに坊ちゃんと生徒が衝突する場面が面白い。
ぜひ現地に行って伊予弁を存分に聞きたいと思うが、
現代ではあまり「ぞな、もし」使われていないだろうか?
その辺りも楽しみにしつつ、四国旅を満喫したいと思う。
天候に恵まれるように、たのまいね!(←伊予弁)
おわり