子宝祈願のため、奈良・明日香村にある「飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)」を訪れた。
御祭神は、大国主神の第一子である事代主神(ことしろぬしのかみ)。
「日本書紀」によると、事代主神は国譲りの際に、八十万の神々を飛鳥の地にあつめて天に昇ったことから統率神として称えられ、朝廷から、天武天皇の病気平癒祈願の際に奉幣を受けたり、新米を捧げるお祭り「相嘗祭」で全国三千百三十二座あるうちの四座に指定されたりするなど、古くから国・民を守る神社として重要な役割を担ってきた。
「家内安全」「開運厄除」「夫婦和合」などのご神徳のほか、「むすびの神」としても有名らしく、縁結びや子宝、安産のご利益もあるとのこと。
子供を授からない私たち夫婦を見かねて、母親が参拝を勧めてきたのである。
なんでも、男性器を象ったお守りがあるから、それを貰ってこいというのだ。
どんなものかと思って事前にネットで調べたら、本当にそのままの形をしている。
「これはさすがに持ち歩けない・・」
で、よくよく調べてみると、これは厄除けのお守りで、子宝のご利益があるお守りは別にあり、せっかくなので祈願に行ってきた。
鳥居をくぐり、石段を上がると「力石」というものが見えてきた。
男性は左手、女性は右手で力石を持ち上げることができると、幸せが訪れるらしい。
もちろん挑戦する。
渾身の力を右手に集中させ、グッと持ち上げてみる。
持てそうでなかなか持ち上がらない。
僅かに浮かすことができた!??
そう思った瞬間力尽き、人差し指を詰めて痛みが残った。
対して夫はというと、ラクに持ち上げている。
幸せとは不公平なもんだ。
境内にはほかにも、
万葉歌碑や絵馬を掛けるむすびの木、むすびの神石など、見どころが随所に。
本殿で参拝を済ませて、参道をぐるりと一周。
至るところに石が立ち並んでいた。
夫が冗談っぽく
「この石もあの石も男性器に見える!」
と言っていたが、帰りに社務所でいただいた資料を見ると、本当にそうだったらしい。
(「陰陽石(いんようせき)」という )
こりゃご利益がありそうだ。
お目当ての子宝守りはこれでした⇩
天狗が自分の鼻をおかめに押し当てるという、なんとも表現し難い絵面。
肌身離さずお持ちくださいとのこと。
ちなみに、母が言っていたお守りがこれ⇩
買わなかったけど、ここにしかないオリジナル。
無事に子どもを授かることができたら、今度はお礼参りに伺います。
おわり