寒さもずいぶんと和らぎ、日毎に春らしくなってきました。
独身のころは春になると京都に出かけていたという夫の提案で、先日休みを取って二人で日帰り旅行に行ってきました。
ひと月前から予定は立てていたものの、どこに行くかがなかなか決まらず、、
とりあえず以前から気になっていた縁切り神社と、有名すぎて逆に行き損ねていた清水寺に的を絞って、あとは行き当たりばったりの計画です。
最初に訪れた縁切り神社は、悪縁を断ち切ることで有名な安井金比羅宮さん。
ここの存在を知ったのはもう何年も前の話で、
当時、よく遊んでいた友達が
「どうしても縁を切りたい男がいる」
と言って祈願に行き、その後すっぱりと縁が切れて、違う男性ととんとん拍子に結婚したのを覚えていました。
そしてわたしもいま、できることなら縁を切りたい人が職場にいるため、安井金比羅宮さんにお願いしてきました。
形代(身代わりの御札)に願い事を書いて、
巨大な縁切り・縁結び碑を表から裏へ、裏から表へとくぐり抜けます。
穴をくぐる時に、ものすごく重苦しい感じがしました。
大勢の人が書いたおびただしい数の形代が貼りつけられているので、いろんな念が渦巻いているのかもしれません。
最後に“縁みくじ”を引いてみると、
『小吉』
あなたがご縁を持っている方との悪縁度20%
と書かれていました。
数字が小さいほど良縁に恵まれているとのこと。
わたしが縁を切りたい人にはもう一年以上も悩まされていますが、大したことないのかな。
心機一転、付き合い方を考え直してみよう。
つづいて清水寺へ。
清水寺に続く坂を登っていくと、目の前に巨大な五重の塔が。
見事な景観に思わず写真をぱちり。
町家の風情を楽しみつつ、アイスを食べたり、土産店へ寄ったりして京都さんぽを堪能。
お寺に着く手前、
小腹が空いてきたので坂の途中にある清水順正 おかべ家さんへ。
いただいたのは名物の湯豆腐か、ゆばが選べる「味そろえ」というコース。
ベテランと思しき店員さんから
「お二人なら湯豆腐とゆばがシェアできるこのコースが一番です」と勧められ即決。
一番のオススメを味わってみたいと思えました。
さすが京都!
おなかを満たしていざ清水寺へ。
平日にも関わらず、人、人、人!
土日に来なくて良かったと思うほど賑わっていました。
江戸時代にはこの舞台から400人以上が願を掛けて飛び降りたとか。
死者は2割に満たなかったらしい…。
境内には音羽の滝など見どころがたくさんあったのですが、どこも人だらけで並ぶ気になれず退散( ´艸`)
その後、当日になればどこか行きたいところが出てくるだろうと思っていましたが、結局行きたいところもやりたいことも見つけられず周辺をぶらぶら。
最後は甘味処でパフェを食べ、よーじやさんに寄って帰路へ。
ちょっぴりつまらない旅の結末となりましたが、
目的は果たせたし、美味しいランチもいただけたし、
よしとするか。
おわり